便秘の定義について

便秘とは?まずはその定義をよく理解しよう

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便秘の定義


便秘については、よく知っているようでも、いざその定義を述べよといわれると、うまく答えられないのではないでしょうか?「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」のように、便秘を解消するためには、便秘のことをよく理解しておくことが大切です。まずは、手始めに便秘の定義についてお伝えします。

便秘の定義


実は、便秘の定義については、明確なものは存在しません。むしろ便秘に明確な定義がある方が不自然だといえそうです。なぜならば、人の腸の状態も、腸内フローラ(腸に棲みついている腸内細菌の数や種類および構成)も、一人一人違っていて、指紋と同じように誰一人として一致する人がいないからです。

当然、排便のメカニズムも人によって違ってきます。ですから、便秘の定義については、「排便のメカニズムが乱れ、スムーズに排便できず、腸内に便が停留してしまう状態」といったような、かなり漠然とした意味合いのものにならざるを得ません。

便秘の定義については、一応、日本内科学会や日本消化器病学会など、それぞれの学会によって独自の基準が設けられているようです。また、RomeV(消化器関係の疾病の国際的な診断基準)にも、便秘についての診断基準が設けられています。これらは、医師が便秘の診断を行う際の診断材料となるものです。

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各学会が独自基準で設けている便秘の定義


日本内科学会の便秘の定義

3日以上排便がない状態。または、毎日排便があっても残便感がある状態。

日本消化器病学会の便秘の定義

「明確な定義があるわけではない」という見解を示しながら、「排便の回数が減少している。排便の間隔が不規則である。便が硬い状態」などを一応便秘の定義として挙げています。

RomeVの便秘の定義

  • 排便回数が週3回未満
  • 排便時の便の状態が硬い(4回の排便のうち1回以上がそうなる場合)
  • 指や綿棒などを使って強制的に排便しなければ出ない(4回の排便のうち1回以上がそうなる場合)
  • 排便時に強くいきんだり、残便感、閉塞感を感じる(4回の排便のうち1回以上がそうなる場合)

上記のいずれかに該当する場合、便秘だとしています。

便秘であるか否かは自分の感覚も大事?


毎日出なくても、決まったリズムで排便があり、毎回、便の状態もよく、スッキリと出ていて、便がまだ残っている感じやつまっている感じがまったく起こらなく、体調にも問題がない場合は、便秘ではない、と考えて大丈夫なようです。

逆に、毎日、排便があっても、毎回、強くいきまないと出ない、便の状態が硬い、量が少ない、排便後もスッキリしない、お腹が張って苦しい。などの症状がある場合は、便秘だと考え、何らかの対策を講じるべきでしょう。

よく、「1日1回、バナナ2本分くらいの排便がある状態が理想的」であるといわれています。これは、あくまでもベストであって、そうでない状態=便秘というわけではもちろんありません。中には、理想にあてはまらない状態は、すべて便秘であると勘違いして、要らぬストレスを抱えてしまうケースも少なくないようです。その点は注意が必要になるでしょう。

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