オリゴ糖の効果と種類について

便秘にオリゴ糖が効く理由とその種類について

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オリゴ糖が効く理由と種類


便秘解消のための極めて効果的な方法として、オリゴ糖を摂取するという方法があります。なぜ、オリゴ糖を摂取することで便秘が解消するのでしょうか?今回は、オリゴ糖が便秘に効く理由と、オリゴ糖の主な種類についてご紹介します。

そもそもオリゴ糖とは?


オリゴ糖は、その名が示す通り、糖類の一種で、少糖類に分類されています。ちなみにオリゴ糖の「オリゴ」は、ギリシャ語で「少ない」という意味です。

オリゴ糖は、およそ20種類ほど存在しますが、その多くは、そのままの状態では消化吸収されにくく、未消化の状態で大腸に届きやすいという特徴があります。

大腸に届いたオリゴ糖は、そこで腸内細菌(主に善玉菌)の栄養源となり、その増殖を助けることになります。

オリゴ糖が便秘に効く理由


オリゴ糖が便秘に効くのは、元々腸内に棲む善玉菌を確実に増やすことができるからです。オリゴ糖は、腸内細菌の善玉菌の大好物であることが知られています。オリゴ糖が大腸に届くと、そこに棲む善玉菌(ビフィズス菌)は、喜んでオリゴ糖を食べ、増殖活動を行い、確実に仲間を増やすことになります。善玉菌は、増殖の際に身体にとって数々のよい働きをする有機酸(酪酸や酢酸など)を産出します。

これらの酸には、腸を適度に刺激して蠕動運動を活発にする働きがあるため、排便がスムーズになり、便秘解消へと導かれます。

また、酸が増えることによって、酸を大の苦手とする悪玉菌の増殖が抑えられ、その数を減らすことになります。悪玉菌が減れば、悪玉菌が産出する数々の有害な物質やガスも減るため、腸の働きもよくなります。その結果、ぜん動運動も盛んになりスムーズな排便が望めます。


オリゴ糖の主な種類


オリゴ糖は、現時点でおよそ20種類ほど確認されていますが、こちらでは、善玉菌を増やし腸内環境を整える効果が特に優れているオリゴ糖をご紹介します。

1.ガラクトオリゴ糖

母乳や牛乳などに含まれているオリゴ糖です。便秘解消効果のほかに、タンパク質を吸収しやすくする働きもあります。

2.フラクトオリゴ糖

にんにくやたまねぎ、アスパラガス、ごぼう、バナナなど、野菜や果物に含まれています。カルシウムなどのミネラルの吸収をよくします。

3.大豆オリゴ糖

大豆製品に含まれているオリゴ糖です。他のオリゴ糖に比べ、少量でも善玉菌を増やす効果に優れていることが認められています。

4.乳果オリゴ糖

天然素材から摂取するのが難しく、ショ糖と乳糖を原料として人工的に作られています。甘味が強く、オリゴ糖の中では、砂糖に最も近い甘味が特徴です。便秘解消のほかに、肝機能の改善効果も期待できるようです。

5.キシロオリゴ糖

トウモロコシやタケノコなどに含まれているオリゴ糖です。古くから、ビフィズス菌を増やす働きがあることで知られています。カルシウムの吸収を助ける効果や、虫歯予防効果もあります。飲料水や菓子類、乳製品などの甘味料として幅広く使用されています。

6.イソマルトオリゴ糖

ハチミツやしょうゆ、味噌などにも含まれています。熱や酸に強いという特徴があります。ただ、オリゴ糖の中では、消化されやすいため、大腸に届く量も他のオリゴ糖よりは少なめになるようです。その分、他と比べると、大腸の善玉菌を増やす効果は下がるかもしれません。

7.ラフィノース

てんさい、キャベツやブロッコリー、アスパラガスなどに含まれています。オリゴ糖の中では、特に胃や小腸で消化されにくいため、多くの量のオリゴ糖が大腸に届きます。その分、善玉菌を増やす効果が期待できます。

8.ラクチュロース(ミルクオリゴ糖)

乳糖から作られたオリゴ糖で、ミルクオリゴ糖とも呼ばれています。肝機能の改善効果や慢性便秘の解消効果が、早くから認められていて、薬品の成分としても使用されています。ビフィズス菌を増やす効果については、消費者庁でも認められています。

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