オリゴ糖と下剤の併用について

便秘にオリゴ糖と下剤の併用はあり?

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便秘解消のための下剤とオリゴ糖の併用


オリゴ糖は優れた便秘解消効果で知られています。もし、それまで便秘解消のために下剤を使用していた場合、果たして下剤とオリゴ糖を併用してもよいものなのでしょうか?オリゴ糖は、天然由来の食品なので、下剤をはじめ他の薬と併用しても、基本的には大丈夫のようです。ただし、気をつけたい点もいくつかあるようです。さらに詳しくお伝えします。

オリゴ糖と刺激性タイプの下剤の併用について


市販されている下剤の多くは刺激性タイプの下剤です。刺激性タイプの下剤は、腸に刺激を与えて強制的にぜん動運動を活発にさせることで、排便を促し、便秘を解消します。オリゴ糖は、腸の善玉菌のエサとなってその増殖を助け、腸内環境を良好な状態に整えていくことで便秘解消へと導きます。

このように下剤とオリゴ糖では、便秘解消へのアプローチが全く違っています。そのため、オリゴ糖と下剤を併用しても、それぞれの働きに影響を及ぼすことは、まずありません。

ただ、便秘の症状にもよりますが、下剤とオリゴ糖を併用すると、効き目が強く出てしまう場合は起り得るかもしれません。

ただし、これは、下剤と併用するしないに関わらず、オリゴ糖を過剰に摂取した場合でも起こります。オリゴ糖の過剰摂取は、効き目が強く出すぎて、軟便になったり、下痢になったりすることが起こり得るようです。

オリゴ糖の摂取量については、説明書きにある通りの目安を守っていればまず安心ですが、体質によっては、適量でも多すぎる場合も出てくるようです。

そのため、オリゴ糖と下剤を最初に併用する場合は、ごく少量から始め、様子を見ながら、徐々に適量まで増やすようにしてみてください。


便の水分量を増やす下剤との併用に注意


オリゴ糖は、消化吸収されずに大半が大腸に届きます。その際に、腸の浸透圧の働きにより、腸の水分が増えるため、便の水分量も増えます。オリゴ糖を適量摂取すれば、便が適度に軟らかくなるため排出しやすくなります。しかし、過剰に摂取した場合は、便の水分量が増えすぎて、その結果、軟便や下痢になる心配が出てきます。

下剤の中には、オリゴ糖と同じ原理で、便の水分量を増やすことで便を軟らかくして便秘を解消させるというタイプのものもあります。この手のタイプの下剤とオリゴ糖を併用する場合は、効き目が強く出やすいので、注意が必要です。

下剤からオリゴ糖へ徐々にシフトするのが理想


下剤を常用している期間が長ければ長いほど、下剤の働きに頼ってしまう分、腸そのものの働きが低下してしまっている可能性があります。いきなり下剤をやめてオリゴ糖に切り替えても、オリゴ糖は薬ではないため、即効性は望めません。いきなり下剤をやめるのではなく、少しずつ量や使用頻度を下げて、徐々に腸を下剤のない状態に慣れさせていくようにしましょう。

その間もオリゴ糖の摂取を続け、善玉菌を増やしていくようにすれば、次第に腸も活発に働くようになっていきます。

腸の働きが元に戻れば、下剤なしでも、自力でスムーズに排便することができます。その状態こそが、真に便秘が解消した状態といえるのではないでしょうか。

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