妊婦さんの便秘について

妊婦さんでもセンナ茶は飲める?

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センナ茶と妊婦さん


「便秘の最終兵器」という異名を持つほど、センナ茶は、便秘解消効果が極めて高いお茶としてよく知られています。果たして、妊婦さんがセンナ茶を飲んでもよいものなのでしょうか?詳しくお伝えします。

センナ茶について


センナ茶は、健康食品扱いではありますが、便秘薬に匹敵するくらいの強い便秘解消効果が得られることで知られています。

センナに含まれるセンノシドという成分は、腸を刺激して、強制的にぜん動運動を起こさせる働きや、便の水分量を増やして便を軟らかくする働きが、極めて強いようです。そのため、センノシドの成分は、医薬品扱いとされ、下剤や便秘薬の成分として用いられています。

センナ茶には、このセンノシドが含まれていない茎の部分だけが使用されています。センノシドが含まれる果実や葉の部分を使用してお茶にすることは、薬事法で禁止されているからです。ただ、センナの茎の部分にも、アントラキノン誘導体と呼ばれる、腸を刺激して蠕動運動を起こさせる物質が含まれています。そのため、センナ茶は健康食品扱いではありますが、便秘薬の代わりとして用いている人も多いです。

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妊婦さんがセンナ茶を飲んでも大丈夫?


センノシドが含まれる便秘薬や下剤は、妊婦禁忌薬に指定されています。妊婦禁忌薬とは、よほどの緊急性がない場合を除き、妊婦さんに使用すべきではない薬のことです。

センノシドが含まれる下剤や便秘薬は、子宮を収縮させて、早産や流産を招く危険性があります。

では、センノシドが含まれていない茎の部分だけが使用されているセンナ茶なら、妊婦さんが飲んでも大丈夫なのでしょうか?

答えは、NOです。

その理由は、センナ茶に含まれるアントラキノン誘導体にも、子宮収縮を起こさせて早産や流産を引き起こす危険性があるからです。また、センナ茶を服用した場合、副作用として激しい腹痛や下痢を起こすこともあるため、母体に悪影響を及ぼすリスクも生じます。

さらに、センナ茶の中には、本来禁止されているセンノシドの成分が含まれている場合もあり、その点も注意が必要になります。これは意図的にそうしているわけではないものの、選別の段階で、茎に混じって葉軸などが混じってしまうことがあり得るためです。(以前、国民生活センターが、センナの茎を使用したセンナ茶26銘柄の比較テストを行ったところ、なんと24銘柄に、センノシドが含まれていたということです。)

妊婦さんが便秘解消のためにセンナ茶を飲むことがOKな場合も


妊婦さんが重度の便秘の場合、医師の判断で、センナ茶を飲んで便秘を解消することを許可されることも、珍しいとはいえ、あることはあるようです。これは、センナ茶を飲むことで生じるリスクよりも、便秘が悪化している状態の方が、母体やお腹の赤ちゃんにとって危険であると判断された場合に限られるようです。

いずれにせよセンナ茶を飲むか否かについては、自己判断で決めずに、やはり、医師の診断を仰ぐべきといえるでしょう。

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