妊婦さんの便秘と流産の関係について

妊婦さんの便秘は流産の原因になる?

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妊婦さんの便秘と流産


妊娠中は便秘になりやすく、実際、便秘に悩む妊婦さんはけして珍しくありません。妊婦さんの中には、便秘で強くいきむことが流産の原因になると思っている人も多いようです。そのために強くいきむことができずに、便秘を悪化させてしまう場合も起こり得るでしょう。妊婦さんの便秘と流産の関係についてお伝えします。

流産について


流産は、お腹の赤ちゃんが育たずに、妊娠を継続できない状態のことです。多くの場合、妊娠12週に至るまでに起こります。この期間の流産は初期流産と呼ばれていて、全体の流産の80%を占めています。妊娠12週以降妊娠22週未満の期間に起こる流産は、後期流産と呼ばれていて、その割合は全体の流産の6%〜9%程度と、あまり多くありません。

初期流産の原因は、お腹の赤ちゃんの染色体異常や受精卵そのものの異常です。赤ちゃんが染色体異常の場合は、そのまま生まれても生き延びることができないために、自然淘汰のしくみが働いて流産に至るようです。また、染色体や受精卵に異常があった場合、子宮内で赤ちゃんが育つと、母体そのものを傷つける怖れがあり、それを防ぐために流産が起こるとも考えられています。

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後期流産の原因は、子宮の異常、過度のストレス、激しい運動などで、妊婦さんの日頃の行いに問題がある場合に引き起こされやすいようです。

妊婦さんの便秘は流産の直接的な原因にはならない


妊婦さんの場合、便秘そのものが流産の直接的な原因になることは、まずありません。便秘ですと、なんとか便を出そうとして、強くいきむことがよくあります。便秘に悩む妊婦さんの多くは、流産が怖くて、強くいきむことを控えてしまうようです。

しかし、お腹の赤ちゃんは子宮にしっかりと守られているので、多少、強くいきんだくらいではびくともしません。いきむことに関しては、特に心配は要らないといえそうです。

ただ、まだ着床していないごく初期の段階や、切迫流産(流産しかかっている状態)や頸管無力症(子宮口が開いてしまう疾患)と診断された場合は、強くいきむことで、流産を招いてしまう怖れが出てきます。

また、後期流産の原因のひとつに過度のストレスがありますが、重症の便秘によって妊婦さんに過剰なストレスがかかった場合、それが流産の引き金になってしまう可能性は、低いとはいえ、まったくないともいえないようです。

妊婦さんが便秘薬を飲むと流産のリスクが生じる


妊婦さんが便秘解消のために、自己判断で市販の便秘薬を服用した場合、その便秘薬が流産を招いてしまうことは十分に考えられます。

市販の便秘薬の中には、腸を刺激して強制的にぜん動運動を起こすタイプのものも少なくありません。このタイプの便秘薬は、子宮にも悪影響を及ぼし、流産リスクが生じます。

また、産婦人科で処方される便秘薬も、流産のリスクがまったくないとはいえないようで、なるべくなら使用しないに越したことはないでしょう。

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