便秘と盲腸(虫垂炎)の関係について

便秘が原因で盲腸(虫垂炎)なることある?

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盲腸と虫垂炎


便秘によって、盲腸(虫垂炎)が引き起こされてしまう場合もあるようです。また、盲腸(虫垂炎)が原因で、便秘になることもあります。さらに、盲腸(虫垂炎)の手術で、虫垂を切ってしまうと、その後、ひどい便秘に悩まされるケースもけして少なくないようです。なぜそうなるのか詳しくお伝えします。

盲腸(虫垂炎)とは?


虫垂炎とは、文字通り、虫垂に炎症が起こってしまう腸の疾患のことです。虫垂は、盲腸の先端部分の細長い器官で、長さは5センチ〜10センチ程度で、直径は1センチ未満という非常に小さな器官です。ちょうど虫が垂れ下がっているように見えることから、その名がつけられたようです。ちなみに盲腸は、小腸と大腸の境目に存在しています。

虫垂炎は、昔から盲腸とか盲腸炎などと呼ばれていました。ただ、厳密には、虫垂炎と盲腸炎は別なもので、盲腸炎は、盲腸全体に炎症が及ぶ疾患のことです。ただ、現在も虫垂炎のことは、「盲腸」として、幅広く認識されています。

以前は、虫垂は何の役にも立たない器官として、切除しても差し支えないと、軽視されてきました。しかし、近年は研究が進み、腸内の免疫機能を正常に保つ上で、非常に重要な役割を果たしていることが、明らかになりました。

そのため、現在では虫垂炎になっても、なるべく切除しない方向での治療が行われるようになっているようです。しかし、やむを得ず、手術で切除せざるを得ない場合ももちろん出てきます。

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便秘が原因で盲腸(虫垂炎)になる理由


盲腸(虫垂炎)は、虫垂の入り口が塞がれてしまい、内側が圧迫され血行が悪くなった状態のところに、細菌やウィルスが侵入することで発症します。

そして、虫垂の入り口をふさぐ原因のひとつに、糞石があります。糞石は、便が石のように固くなった状態です。便秘で、長時間腸内に便が滞留していると、水分がなくなりどんどん硬く小さくなっていきます。そのため、糞石ができやすいと考えられています。

さらに便秘によって、腸内に便やガスがたまると、虫垂が圧迫され、血流の悪い状態が起こりやすいことも、盲腸(虫垂炎)の発症リスクを高めることになるようです。

盲腸(虫垂炎)の発症リスクを下げるためにも、一刻も早い便秘解消を心がけましょう。

盲腸(虫垂炎)で便秘になることも


便秘のせいでお腹が痛いと思っていたら、実は盲腸(虫垂炎)だったというケースはよく見られるようです。

盲腸(虫垂炎)で便秘になってしまうのは、盲腸(虫垂炎)の痛みのせいで、自律神経のバランスが乱れ、それにより腸の働きが低下してしまうことが主な原因と考えられます。

盲腸(虫垂)手術で切除すると便秘に


実は、盲腸(虫垂)には、腸内の善玉菌が大量に存在していることも、研究により明らかになっています。善玉菌にとっては、虫垂は隠れ蓑であり、増殖活動を行い、仲間を増やす場でもあるようです。手術で、虫垂を切除すると、大量の善玉菌も一緒に取り除かれ、その結果、善玉菌が大幅に減ってしまいます。それが原因で、腸内環境が悪化し、便秘しやすくなるようです。

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