便秘とLDLコレステロールの関係について

便秘だとLDLコレステロール値が高くなる理由について

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LDLコレステロール


実は便秘とLDLコレステロールには密接な関係があります。便秘になるとLDLコレステロール値が高くなるのも、その関係性によるものです。ですから、逆に、便秘解消は、LDLコレステロール値を下げるために実に効果的です。今回は、便秘とLDLコレステロールの関係についてお伝えします。

まずはLDLコレステロールについて


LDLコレステロールは、俗に悪玉コレステロールと呼ばれていて、何かと好ましくないイメージがついてしまっています。しかし、LDLコレステロールは、身体にとって非常に重要な働きをしてくれています。LDLコレステロールは、肝臓から各組織に栄養を運んでくれています。LDLコレステロールが足りなくなると、身体の各組織に栄養が行き渡らず、健康を害してしまいます。

ただし、LDLコレステロールは、必要以上に増えすぎてしまった場合、動脈硬化を引き起こす怖れがあるために、悪者扱いされてしまっているのです。

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便秘になると腸内の胆汁酸が増える


LDLコレステロールは、胆汁酸の材料にもなります。肝臓は、血液中のLDLコレステロールを使って胆汁酸を作ります。そして、それを腸に送っています。腸に届いた胆汁酸は、腸内において、脂質(脂肪酸や脂溶性ビタミン、コレステロール)を吸収しやすくする働きを行っています。役目を終えた胆汁酸は、腸から再吸収されて肝臓に戻りますが、余った分は便として排出されています。ちなみに、排出された便の色はこの胆汁酸の色です。

肝臓が、腸に胆汁酸を送るのは、余ったコレステロールを便として排出してもらうためでもあるようです。便として排出された分の胆汁酸は、新たに肝臓で作られます。

排便がスムーズに行われているときは、余った胆汁酸は、効率よく便として排出されます。しかし、便秘になると、胆汁酸をうまく排出することができなくなり、排出量が減り、腸内に胆汁酸が余った状態になってしまいます。

そうなると、肝臓は新しく胆汁酸を作る必要がなくなるため、胆汁酸を作る働きそのものが低下してしまいます。それに伴い、材料となるLDLコレステロールの消費量も少なくなります。その結果、血液中のLDLコレステロールが増えるため、LDLコレステロールの数値が上昇します。

逆に、腸内に胆汁酸が足りなくなると、肝臓の新しい胆汁酸を作る働きも盛んになって、材料となるLDLコレステロールの消費量もアップするため、数値が下がります。

腸内の善玉菌が減るのもLDLコレステロールが増える要因


便秘によって、腸内に便を長い間滞留していると、便の腐敗が進みます。腐敗便に悪玉菌が群がって増殖し、どんどんその数を増やすことになります。悪玉菌が増えれば増えるほど、逆に善玉菌は、その数を減らすことになります。

善玉菌には、腸内の胆汁酸を吸収して便と一緒に排出してくれる働きがあるため、善玉菌が減ると、やはり、胆汁酸が余りやすくなります。同様に、肝臓で新しく作る胆汁酸の量も少なくなるため、LDLコレステロールの消費量が減り、血液中のLDLコレステロールが増え、数値を上げてしまうことになってしまうのです。

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