便秘薬の種類と選び方について

便秘薬の種類と正しい選び方について

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便秘薬の種類と選び方


市販されている便秘薬は、かなり種類が豊富にあります。そのため、どの便秘薬を選べばよいのか?選び方に迷ってしまう場合も多いでしょう。優れた便秘解消効果をお望みなら、やはり、自分の便秘に合った便秘薬を選ぶ必要があります。便秘薬の正しい選び方についてお伝えします。

便秘薬の種類について


便秘薬の種類については、いくつかの分類方法がありますが、作用の違いによって「腸に刺激を与えてぜん動運動を促進させ排出を促すタイプ」と「便を軟らかくして排出を促すタイプ」に大別することができます。

「腸を刺激するタイプ」の便秘薬は、「刺激性下剤」に分類されます。刺激性下剤は、さらに配合されている成分によって、いくつかの種類に分けられています。

「便を軟らかくするタイプ」の便秘薬は、「非刺激性下剤」に該当します。さらに配合されている成分や作用の違いによって、「膨張性下剤」「湿潤性下剤」「塩類下剤」に分けられています。

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腸を刺激するタイプの便秘薬の種類


腸を刺激するタイプの便秘薬は、配合されている成分によって、さらにいくつかの種類に分類されています。市販の便秘薬の多くは、腸を刺激する作用のある成分が、いくつか組み合わされています。

1.アントラキノン系の成分が配合されている便秘薬

センナ、センノシド、アロエ、大黄など、主に生薬が配合されています。どの成分も腸を刺激する作用が強く、優れた便秘解消効果が望めます。特に重症の便秘に適している便秘薬です。

2.有機化合物や化学合成された成分が配合されている便秘薬

フェノールフタレイン系

フェノバリン(フェノールフタレイン誘導体)が主成分として配合されています。腸の粘膜を刺激して、ぜん動運動を起こし、排便を促します。

ジフェニルメタン系

大腸を刺激してぜん動運動を促すと同時に、便を軟らかくする働きもある比較的新しいタイプの便秘薬です。ビサコジル、ピコスルファートナトリウムなどの化合物が主成分として配合されています。

便を軟らかくするタイプの便秘薬の種類


1.膨張性下剤

水分を取り込んで膨張し、便を軟らかくすると同時に便のかさを増やすことで、排便を促します。セルロース、プランタゴオバタ種子など不溶性食物繊維が主成分として配合されています。

2.湿潤性下剤

水分を便に浸透しやすくさせ、便を軟らかくして排便を促します。界面活性剤( ジオクチルソジウムスルホサクシネート)が主成分として配合されています。

3.塩類下剤

腸の浸透圧を調整して、便の水分量を増やして便を軟らかくして、排便を促します。酸化マグネシウムや水酸化マグネシウムなどが主成分として配合されています。

便秘薬の正しい選び方


便秘薬を選ぶ際には、まず自身の便秘の症状が、どの種類の便秘に該当するか把握しておく必要があります。例えば、腸の働きが鈍っていて、ぜん動運動がうまく働かなくなっている「弛緩性便秘」の場合は、「刺激性下剤」に該当する便秘薬が適しています。

逆に、腸の緊張や痙攣によって、ぜん動運動うまく働かなくなっている「痙攣性の便秘」の場合は、刺激性下剤は、症状を悪化させるため適しません。

ただ、便秘薬は、配合されている成分によって、体質的に合う合わないが出てくる場合もあります。この場合は、実際に便秘薬を試してみて、効き具合や副作用の有無などを確かめることがどうしても必要になるでしょう。

ただし、腸を刺激するタイプの便秘薬は、依存しやすく、常用することで、便秘薬がなければ腸が動かなくなってしまう怖れがあるため、使用には注意が必要です。

どれを選んだらよいかわからない場合は、ドラッグストアの薬剤師さんに相談をするのもよいでしょう。薬剤師は薬選びのプロですので、症状にあった薬を選んでくれるでしょう。

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