便秘薬のダイエット効果について

便秘薬で栄養の吸収が抑えられダイエットに?

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便秘薬の栄養の吸収阻害とダイエット効果


便秘薬によって便秘を解消させることは、一時的にはダイエットになります。しかし、栄養の吸収を抑えるために、食後すぐに便秘薬を飲むというダイエット方法は、むしろ逆効果になるだけでなく、かなり危険なために、避けるべきであるといえそうです。詳しく見ていきましょう。

便秘薬はダイエット効果があるの?


便秘薬を飲んで、便秘が解消されれば、腸に滞留していた分の便の量だけ、体重は軽くなります。また、便秘が解消されれば、代謝もよくなります。代謝がよくなれば、食べた物を効率よくエネルギーに変換できるため、脂肪がつきにくく、一時的ですが、ダイエット効果もアップしやすくなります。

ただし、これはあくまでも、結果的にそうなるだけであって、便秘薬そのものにダイエット効果があるというわけでは、決してありません。

しかし、実際には、便秘薬を使ってダイエットを行っているケースは、少なくないようです。これは、便秘薬を飲むと、その分栄養の吸収を抑えることができるためにダイエットにつながる、という考え方のもとで行われているようです。

確かに、便秘薬を飲めば、腸内に食べ物が留まっている時間を短くすることが理論上は可能です。食べ物が腸内に留まる時間が短くなる分、消化吸収される栄養素が少なくなるという理論は、間違ってはいません。しかし、実際のところは、普通に便秘薬を飲むくらいでは、栄養の吸収を抑えることは、ほぼ不可能に近いレベルです。

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便秘薬で栄養の吸収を抑えるためには?


市販されている多くの便秘薬は、腸を刺激して、ぜん動運動を促し、腸内に滞留している便を排出するタイプのお薬です。

通常、食べ物に含まれる栄養は、胃や腸の消化活動によって、いくつかの段階を経てから、小腸で吸収されます。便秘薬を飲んだ場合、便秘薬によって強制的にぜん動運動が引き起こされるために、小腸がまだ十分に栄養を吸収しきれないうちに、食べ物が大腸に送られることになる場合も起こり得ます。

しかし、実際問題、栄養の吸収を阻止するほどぜん動運動を活発にするためには、個人差があるものの、相当に大量の便秘薬を飲む必要が出てきます。また、同じダイエット目的で便秘薬を飲む場合でも、元々便秘で便秘薬を飲む場合と、全く便秘でもないのに便秘薬を飲む場合とでは、結果も異なります。便秘でもない人が飲んだ場合は、少量でも下痢を起こす可能性があります。

便秘薬を常用するダイエットは逆効果どころか危険


結論としましては、ダイエット目的で便秘薬を常用することは、極めて危険な行為といわざるを得ません。便秘薬を常用することで、腸の働きがどんどん低下し、自力で排便することが困難になります。また、栄養の吸収を抑えるためには、かなり大量の便秘薬を飲む必要が出てきます。当然、下痢になるリスクも大きくなります。

下痢になると、ナトリウムやカリウムなど体にとって必要なミネラル分も一緒に流出してしまうことになります。ナトリウムが不足した場合、疲労感や脱力感、頭痛、悪心など様々な不調に見舞われます。最悪の場合は、低ナトリウム血症を起こし、意識を失ったり、腎不全を引き起こしたりして、非常に危険です。

カリウムが不足した場合も、疲労や不安感、血圧が上がる、自律神経が乱れるなどの不調が出やすいです。

また下痢によって、腸内細菌も流れ出てしまうため、腸内フローラのバランスを著しく乱すことになります。その結果、便秘になりやすく、代謝も下がるため、太りやすい体質になっていきます。

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