便秘薬と腸内細菌の関係について

便秘薬の服用で腸内細菌のバランスが崩れる?

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便秘薬と腸内細菌


腸内フローラを構成している腸内細菌のバランスが崩れることで、人体には様々な悪影響が及ぼされます。腸内細菌のバランスは、加齢、偏った食生活、生活習慣の乱れ、ストレス、運動不足などが原因で崩れやすいと言われています。さらに抗菌薬や抗生物質などの薬の服用も、腸内細菌のバランスを崩す要因となっています。では、便秘薬はどうなのしょうか?これから詳しく見ていきましょう。

理想的な腸内細菌のバランスとは?


私たちの腸内には、個人差がありますが、およそ100兆〜1,000兆という、実におびただしい数の腸内細菌が生息しています。腸内細菌は、その性質や特徴によって、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大別することができ、それぞれの数は、うまくバランスが保たれています。

理想的な腸内細菌のバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7の割合となっています。すなわち、善玉菌の数が悪玉菌の数を上回っている状態です。

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このバランスが崩れ、悪玉菌の数が増え、善玉菌の勢力を脅かすような事態に陥った場合、身体に様々な支障が生じます。これは、腸内細菌の中で、大半を占めている日和見菌が、勢力の強い方に味方する性質があることとも大いに関係しています。

便秘薬によって腸内細菌のバランスが崩れる?


便秘薬が効きすぎて、下痢なった場合、まだ生きている腸内細菌が便と一緒に大量に排出されてしまうことで、バランスを崩す可能性は考えられます。しかし、一時的に減少しても、環境さえ整えば、またすぐにバランスを取り戻すことが十分に可能です。

抗生物質などと違って、便秘薬には、腸内細菌にダメージを与える成分は含まれていません。そのため、便秘薬の成分が腸内細菌を直接減らすことは、まずないと考えられます。しかし、便秘薬を常用すると、腸の働きが鈍り、自力での排便がますます困難になってしまい、便秘を悪化させてしまいます。

便秘が悪化すると、腸内における悪玉菌の繁殖が盛んになるため、その結果、腸内細菌のバランスが崩れることは、起こり得るでしょう。

便秘になる時点で既に腸内細菌のバランスが崩れている可能性大


そもそも便秘になっている時点で、すでに腸内細菌のバランスが乱れ、腸内環境が悪化している疑いが十分にあります。

そのような状態で、便秘薬を服用すると、結果的にますます腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境が悪化するという悪循環が生じる怖れが出てきます。

悪循環を生じさせないためにも、便秘薬に頼る前に、まずは、自力で腸内細菌のバランスを理想的な状態に整えることから始めてみる必要があるでしょう。

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