便秘と貧血の関係について

便秘だと貧血になりやすくなる理由について

このエントリーをはてなブックマークに追加

貧血


便秘と貧血には密接な関係があります。特に女性の場合、便秘と貧血の両方にお悩みの方は決して少なくありません。なぜ、便秘だと貧血になりやすいのでしょうか?いくつか理由がありますが、意外と見落としがちになるのが、便秘と貧血に大きく関与している腸内細菌の存在です。さらに詳しくお伝えします。

腸内に溜まった腐敗便が血を汚し血流を悪くする


便秘だと、本来、速やかに排出されるべき便が、腸内にいつまでも滞留していることになります。便秘で腸内に便がいつまでも滞留していると、その便がどんどん腐敗していき、やがて、スカトールやインドールなどの腐敗物質が、腸壁を通って血液中に流れ込むことになってしまいます。

そうなると、血液が汚れてしまうため、血流も悪くなり、身体中の各組織に栄養素が十分に届かなくなります。その結果、貧血を引き起こしやすくなるのです。

スポンサーリンク


腸内の善玉菌が減ってしまうと鉄分の吸収率が下がる


便秘で腸内に便が溜まると、その便がどんどん腐敗していくのは、悪玉菌が便に群がって繁殖活動を盛んに行うからでもあります。便秘によって悪玉菌の繁殖活動が盛んになればなるほど、腸内はアルカリ性に傾いてしまいます。それは、善玉菌にとっては過酷な環境でもあり、その数をどんどん減らすことになります。

実は善玉菌は、腸内において鉄分の吸収をよくするという、極めて重要な働きも行ってくれています。便秘によって、悪玉菌が増え善玉菌が減ると、鉄分がうまく吸収されなってしまうため、このことも貧血になりやすい理由に当てはまります。

便秘でいきみすぎると、脳貧血になりやすい


便秘の場合、なんとか便を出そうと、無理にいきむことが多くなります。いきむと、血圧の変動が激しくなるため、脳が一時的に貧血状態に陥りやすくなります。脳貧血は、厳密には貧血ではありませんが、あまりに強くいきみすぎると、めまいがしたり、気分が悪くなるなど、貧血と同じような症状に見舞われやすいので、くれぐれも注意が必要です。

便秘薬の乱用も貧血の原因に


便秘解消のために、ついつい便秘薬に頼ってしまうケースは、けして少なくありません。確かに、便を長期間溜め込んでしまうのはよくないので、一時的に便秘薬の助けを借りるのも一案ではあります。ただ、便秘薬を乱用してしまうと、そのことによって貧血を招く場合が出てきます。これは便秘薬に鉄分を排出する作用があるためです。鉄分が不足すると、赤血球を作ることができなくなるため、貧血になります。

その逆もまた然り、貧血だと便秘になりやすい


貧血になると、身体中の各組織に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなるため、腸の働きも低下します。ぜん動運動の働きも鈍り、便を排出しづらくなります。

また、貧血になると、血液の量を確保するために、水分が体内に取り込まれやすくなり、結果、腸の水分量が不足してしまいます。そのため、便が硬くなり、排出しづらくなることも、便秘に拍車をかけることになります。

さらに貧血の治療薬である鉄剤は、腸内の悪玉菌の餌になってしまうため、やはり腸の働きが鈍り、便秘が悪化する場合も少なくありません。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事