腎不全が原因の便秘について

腎不全が原因で便秘になる理由について

このエントリーをはてなブックマークに追加

腎不全が原因の便秘


腎不全が原因で便秘になる場合があります。それには、腎不全と腸内環境のよしあしが密接に関係しているようです。さらに詳しく見ていきましょう。

腎不全について


腎不全とは、腎臓の働きが低下してしまう疾患です。正常な状態の腎臓の働きが、30%以下にまで低下してしまうと腎不全と診断されます。

腎臓は、老廃物をろ過して血液をきれいにする、身体の水分量を調節する、酸やアルカリの調節をする、などの働きをしています。

腎臓の機能が衰えると、血液中に老廃物(尿毒素)が溜まることになり、血が汚れます。血が汚れると、汚れた血が体中に巡ることになり、体中のあちこちに老廃物が蓄積されるために支障が生じ、数々の不快な症状に見舞われます。

腎不全には、急性腎不全と慢性腎不全があります。急性腎不全は、一時的に腎臓の機能が低下している状態で、完治させることが可能です。中には、そのまま放置していても自然に治る場合もあるようです。しかし、慢性腎不全は、完治が望めず、治療が必要です。人工透析が必要になる場合も少なくありません。

スポンサーリンク


腎不全で便秘になる理由


腎不全に陥ると、ろ過しきれていない汚れた血液が、腸の細胞に届くことになります。腸は、十分な栄養や酸素を摂取することができない上に、血液中に含まれる老廃物や有害物質によってダメージを受けることになります。その結果、腸の働きが低下して、便秘になりやすくなると考えられます。

また、慢性腎不全で透析が必要な場合は、特に便秘になりやすいようです。これは、透析が必要になるほど、腎臓の機能が低下してしまった場合は、治療のために水分の摂取量が制限されるためです。結果、便の水分量が不足して、便が硬くなって便秘を招きやすくなります。

便秘が長引くことによって、腸内の悪玉菌が繁殖し、腸内環境が悪化すると、腸内で悪玉菌が生成した有害物質が増えることになります。

腎不全ですと、肝臓の機能も低下しているため、解毒がうまくいかずに、その負担がまた腎臓にのしかかってくることになり、さらに腎不全が悪化します。それに伴って、また腸の働きも低下し、便秘も悪化する、という負の連鎖に陥ることになります。

この負の連鎖を断ち切るためには、便秘解消による腸内環境の改善が極めて有効なことは、言うまでもありません。

腸内環境を改善すれば便秘も腎不全もよくなる


腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を良好な状態に改善することによって、まず、便秘を解消することができます。さらに腸内の善玉菌が増えることで、悪玉菌の繁殖が抑えられると、悪玉菌が生成する毒素や有害物質の発生も抑えられるため、 結果的に腎臓の負担が軽減され、機能の回復も望めます。

実際、腎不全の最新の治療法として、便秘薬を用いて便秘を解消することで腸内環境を改善するというアプローチが、注目を集めています。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加