胃切除が原因の便秘について

胃切除が原因で便秘になる理由について

このエントリーをはてなブックマークに追加

胃切除が原因の便秘


胃切除が原因で、様々な後遺症に悩まされるケースは、けして少なくありません。便秘もそのひとつです。なぜ、胃切除が原因で便秘になってしまうのでしょうか?その理由について、これから詳しく見ていきましょう。

胃腸の機能の低下


胃切除により、胃の機能が低下してしまう分、腸への負担が増えてしまいます。負担が増えた分、腸が疲弊するため、その働きが鈍りやすくなるようです。その結果、ぜん動運動がうまく働かなくなると、便秘を起こすことになります。

また、通常食べ物が胃の中に入ってくると、そのことが脳に伝わって、大腸のぜん動運動が働くという胃大腸反射が起こりますが、胃切除によって胃の機能が低下すると、その反射も鈍くなるため、それもぜん動運動の働きを鈍らせ、便秘を招く一因になっているようです。

さらに胃切除によって、迷走神経も切断された場合は、そのことも腸の機能を低下させる大きな要因になるようです。

スポンサーリンク


運動不足による筋力の低下


胃切除の手術直後は、しばらく安静が必要なため、運動不足に陥ってしまいます。運動不足によって筋力が低下して腹筋が弱くなり、うまくいきめなくなることも、便秘を引き起こす一因となるようです。時間の経過ともに運動不足が解消されれば、この理由による症状は緩和されていきます。

食事量の減少


胃切除した後は、以前に比べ食事量が減少するため、便のかさが減り、それもまた便秘を引き起こす一因となります。

また、胃切除後は、消化能力が低下するため、消化しにくい食品の摂取を控えることになります。食物繊維を含む食品の多くは消化しにくいため、それらの食品を控えた場合、食物繊維不足による便秘が起こりやすいです。

腸管の癒着


胃切除の手術によって、腸官に癒着が起った場合は、癒着した部分の便の通りが悪くなることで、便秘を招く場合も少なくないようです。さらに便秘になると癒着した部分がますますつまりやすくなり、腸閉塞を起こすリスクが高くなるため、胃切除後は便秘を防ぐことは大変に重要になります。

腸内の悪玉菌が増える


胃切除後は、胃の機能が低下するため、元々消化しにくい動物性たんぱく質や脂肪は、ますます消化しにくくなり、未消化の状態で腸に届きやすくなります。未消化のたんぱく質や脂肪は、腸内の悪玉菌の大好物であるため、それらを餌にして悪玉菌が増殖します。その結果、腸内環境が悪化することで便秘を招きやすくなるようです。

胃切除が原因の便秘の解消法


胃切除が原因の便秘の解消法は、基本的には一般的な便秘の解消法と同じです。規則正しい生活習慣、十分な睡眠、適度な運動、水分補給、動物性タンパク質や脂肪の摂取を控える、オリゴ糖を含む食品(大豆、バナナ、ゴボウなど)や発酵食品の積極的な摂取などを心がけましょう。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加